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【04.10.29】怖くて家に戻れない 寒さ、疲れ、不安募る住民
八田ひろ子前参院議員 新潟県中越地震救援募金を届け、被災現地調査
10月29日「しんぶん赤旗」
日本共産党の八田ひろ子前参議院議員は27日、「10・25日本共産党講演会」の会場で呼びかけた「新潟中越地震救援募金」に寄せられた募金を党新潟県委員会に届け、被災現地の調査を行いました。
新潟県委員会で、八田前議員は、被災された方々へのお見舞いの言葉を述べ、「困っている方々のために少しでもお役に立ててください」と募金を手渡しました。
小日向昭一新潟県委員長、星野光弘県副委員長は、「愛知県のみなさんのお気持ちに心から感謝いたします」と述べ、被害状況について、(1)余震が増え、自宅から避難する人も増えている(2)避難所の暖房も不十分で寒気の強まるなか、健康が心配される (3)指定された避難所以外の車やテントに避難している住民を含めると圧倒的に食料などが足りず、1食おにぎり1個という状況もあること―などを紹介。
日本共産党が26日、長岡市に設置した「中越地震全国救援センター」についても、「救援物資をいくら送っても十分な広さがあり、現地では、加工しなくてもすぐ食べられる果物などの食物や、カイロ、毛布や衣料品などが喜ばれています」と語りました。
その後、八田氏は、救援活動を行っている「ながおか生協診療所」と「救援センター」を訪れ、激励しました。診療所では、同じく激励に訪れていた小池晃参院議員と“遭遇”する場面も。センターでは、浦田宣昭書記局次長、林通文幹部会委員、有坂哲夫中央委員などから状況を聞きました。
続いて、山の上の住宅が、崩壊したり、傾いたりと被害の深刻な長岡市の高町団地を訪問。家族全員で家の外に避難していた女性は、寒さと疲れと不安がいりまじった表情で「怖くて家の中に入れない」。家が崩壊し、前の道路が地すべりで断絶してしまった被災者(女性)は、「言いようがない」とぼうぜんとつぶやきました。
調査を踏まえて八田前議員は、「調査の最中にも震度5を超える余震が数度あり、被害の拡大も心配です。被災者救援のための募金や物資の輸送、ボランティアの活動を皆さんの協力で強めたい」と述べました。