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【04.07.12】第二十回参議院選挙の結果について
2004年7月12日 日本共産党愛知県常任委員会
7月11日投票の第20回参議院選挙の結果、日本共産党は、愛知選挙区では、大激戦の中で、最後まで追い上げましたが、八田ひろ子参議院議員が41万7587票(得票率14.27%)の得票で健闘しましたが、力及ばず惜敗しました。また、比例代表では、昨年総選挙の22万4478票(得票率6.97%)を得票・得票率とも上回る22万7331票(得票率7.67%)を得て、比例4議席の獲得に貢献しましたが、笠井あきら氏の当選にはつながらない残念な結果となりました。
かけがえのない「県民の宝の議席」を失い、比例の笠井氏の当選をはたすことができなかったという大変残念な結果になり、わが党の躍進に期待された県民のみなさまに心からお詫びするものです。
日本共産党と候補者に1票を寄せられたすべての有権者に心からお礼を申し上げます。また、猛暑の中、昼夜分かたず奮闘された、すべての党員、後援会員、「しんぶん赤旗」読者、支持者のみなさんに心からの敬意と感謝を申し上げます。
議席を守ることはできませんでしたが、選挙中に、日本共産党と八田ひろ子候補が訴えた、改悪年金法の実施中止と「最低保障年金制度」の実現、自衛隊の多国籍軍への参加反対、消費税増税・憲法改悪反対、人間らしく働くルールの確立と若者の雇用の拡大、北東アジアの平和と安定という積極的な提案は、有権者に届いたところでは多くの方々の共感を呼びました。この積極的提案、論戦は今後に生きる大きな値打ちをもったものです。日本共産党は選挙で掲げた公約を実現するために、八田ひろ子を先頭に、県民のみなさんと力をあわせ、草の根から運動をおこし奮闘します。
今回の選挙で大激戦を勝ちぬけなかった要因は、「自民か民主か」の流れが強力につくられたもとで、自民党政治を大もとからただす日本共産党の本物の改革提案を有権者に届けきれなかった党の主体的な力量の不足と、勝ち抜くにふさわしい量と質の対話・支持拡大の遅れなどにみられる選挙戦の取り組みの不十分さにあります。第23回党大会の決定を受け、党の力を強め、5ヵ月連続して「しんぶん赤旗」読者を増やし、上げ潮で選挙戦をたたかいましたが、選挙勝利の土台である前回総選挙時比130%の「しんぶん赤旗」読者の陣地を築くことができなかったことを痛苦の教訓としたいと思います。どんな激動のもとでも選挙に勝てる強大な党をつくるためにさらに奮闘します。
選挙の結果についての総括は、党内外の意見を十分くみ尽くして、次の中央委員会総会で行われます。選挙の結果から深く教訓を引き出し、日常不断に草の根から新しい政治をおこす運動を強化して、次の総選挙、参議院選挙で大きく反転攻勢をすすめるために全力をつくす決意です。
以上