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【04.03.25】愛知県安全なまちづくり条例案
人権侵害の恐れ撤回を 日本共産党県委員会が知事に申し入れ
3月25日「しんぶん赤旗」
開会中の愛知県議会に「愛知県安全なまちづくり条例」案が提案されている問題で、日本共産党日本共産党愛知県委員会(岩中正巳委員長)は23日、憲法で保証された県民の基本的権利を守る上からも大きな問題あるとして、神田真秋知事に同条例案の撤回を申し入れました。
申し入れ内容(要旨)は次の通り。
県が実施する安全なまちづくりに関する施策に協力義務を果たしているが、協力義務だけを課すのは憲法が保障する思想信条の自由など基本的人権を侵害するおそれがある▽商業施設などに犯罪防止に配慮した構造、設備にすることを求めているが、映像などの個人情報管理をどうするか、県民のプライバシーを侵し、乱用される危険がある▽学校での児童安全確保に公安委員会がかかわるとしているが、学校の安全確保は教員、父母、地域の共同で築き、その上で警察の協力を得ることが必要。警察が直接、学校内の安全確保に口を出すのは問題▽犯罪誘発防止と結び付け広告規制を述べているが、規制の乱用は表現の自由を侵害するおそれがある▽犯罪抑止、環境浄化推進地区を公安委員会が定めるとしている。同委員会の勝手な判断で指定されることも予想され、地域のイメージダウンにつながりかねない客観性のない指定をすべきではない。