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●新年ごあいさつ 新たな政治へ 新たな決意で
日本共産党 愛知県委員長 岩中 正巳

12月28日、1月4日「愛知民報」合併号

岩中正巳県委員長 新年おめでとうございます。

 昨年の総選挙は、財界主導で政党状況の急激な変化がつくられ、「政権選択選挙」の大キャンペーンがおこなわれるという、複雑で困難な条件のもとでのたたかいでした。私たちはこの状況に正面から立ち向かい、力をつくして奮闘しましたが、議席と得票を減らす結果となったことはたいへん残念であり、あらためてご支持いただいたみなさんに心からおわびいたします。

 同時に、この総選挙で私たちは財界主導の保守「二大政党制」づくりのたくらみと、そのもとでの消費税増税、憲法改悪という2つの大問題で自民と民主が悪政を競い合っていることを解明し正面から争点として訴えましたが、いまこの2つの大問題は国政の熱い争点となっています。

 私たちは、総選挙でかかげた公約を実現するためにみなさんとご一緒に全力をつくす決意です。

 今年は、年明けに第23回党大会が開催されます。

 この党大会は42年ぶりの綱領改定をはじめ、21世紀の日本と世界の情勢とたたかいの展望を明らかにし、新たな決意と意気込みで政治革新の事業にとりくむ大きな契機となる大会です。この党大会成功へ全力で奮闘いたします。

 さらに、今年の夏には参議院選挙が予定されています。

 この参院選は1998年に日本共産党が比例選挙で820万票という史上最高の得票を獲得し、愛知でも選挙区で八田ひろ子さんが当選して歴史的な大躍進をかちとった選挙の改選のたたかいとなります。昨年の総選挙の結果を受けて比例選挙では全国で5議席を「絶対確保議席」として笠井あきら候補の当選を必ずかちとるために全力をあげます。さらに、愛知選挙区では八田ひろ子参議院議員の再選を必ずやりぬく決意です。

 98年の参院選も95年の参院選の得票から比例で2・5倍、選挙区では3・2倍化を実現して勝利しました。「先手必勝。他党派の二倍、三倍の奮闘を」を合言葉に要求実現の活動でも、宣伝活動でも、組織活動でもかつてやったことのないとりくみをやりぬいて逆転勝利をかちとったのです。今回の選挙は、そのたたかいをも上回る構えととりくみをやりぬいて何としても勝利するために全力をつくします。

 自民・公明連立の小泉純一郎内閣のもとで消費税増税、憲法改悪という重大な国民への攻撃が現実の政治日程にのぼり、イラクへの自衛隊派兵、年金改悪など相次ぐ悪政の強行は、国民との矛盾をますます深めています。日本共産党は県民の方々の切実な要求実現のために献身するとともに、自民、民主の保守「二大政党制」づくりの野望を打ち破り、「国民が主人公」の新しい政治を実現するために、強く大きな党をつくるために新たな決意で全力をあげます。

 みなさまのご支援・ご協力を心からお願いいたします。

 

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