HOME > 資料集 > 活動と主張(バックナンバー) >

【03.09.06】新日鉄名古屋製鉄所爆発・炎上事故 佐々木衆院議員現地調査 
新日鉄・消防署に連絡せず

9月6日「しんぶん赤旗」

労基署から話を聞く佐々木衆院議員(左から3番目)、神谷とおる愛知8区候補(左から2番目)ら=半田労働基準監督署 新日鉄名古屋製鉄所の爆発、炎上した事故をうけ日本共産党の佐々木憲昭衆院議員らは5日、半田労働基準監督署、東海消防署、東海市役所を訪れ、現地を調査しました。同党愛知8区の神谷とおる候補、東海市の虫明晋二、松井高男、辻井タカ子、半田市の間瀬和子、各市議も同席しました。

 事故の発生した当初、施設内で爆発、炎上したにもかかわらず、新日鉄から消防署への連絡は一切なく、住民の通報で消防署が会社へ連絡を取り事故が判明。さらに、新日鉄から東海市役所への情報提供はなかったことがわかりました。

 労基署では、名古屋製鉄所内の火力発電所で働いていた谷口利夫さん(60)が同席し、5年前、一酸化炭素の検知器がガス漏れを何度も検知するため、ガス漏れの原因はガスホルダーが老朽化したためと、会社に指摘したものの、即修理には至らなかったことなどと証言しました。

 名古屋製鉄所では、法的な点検義務のない自主点検でさえ、専門職員を減らして仕事の合間にやられていることも改めて判明しました。

 佐々木氏は「重大災害が起きても、会社内で処理しようとする閉鎖的な面がある。原因が判明する前に、操業再開を公言するのは反省していないから」だと指摘しました。

▲ このページの先頭にもどる