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【03.06.17】徳山ダム 負担重くムダ 名古屋市は追加負担に応じるな
日本共産党名古屋市議団 市長に申し入れ 水利権返上も

6月17日「しんぶん赤旗」

 日本共産党名古屋市議団(村瀬たつじ団長、9人)は13日、「徳山ダムの建設費の追加負担に応じず、水利権返上を求める」申し入れを、松原武久市長に行いました。

 申し入れは「過大な水需要予測で使うあてのない徳山ダムの建設は、ばく大な負担を市民に強いるムダと浪費の公共事業である。国に対し建設の中止を強く求めるとともに、名古屋市として追加負担を引き受けず、水利権を返上すること」としています。

 国土交通省中部地方整備局は11日、神田真秋愛知県知事に、徳山ダムの本体工事の本格化で建設費が1000億円の大幅増となるとして、追加負担を要請しました。

 同ダムの総事業費は当初2540億円とされていましたが、今年度末に2454億円(97%)を消化してしまう見通しで、来年度以降、当初予定額を上回るのは必至です。

 1000億円の事業費追加になれば、名古屋市は新たに108億円の負担増。同市の当初の負担分の274億円に加え、382億円の負担になります。このため、利子などを含めた償還額は当初の約600億円から800億円に跳ね上がります。

 名古屋市には、13日現在で国交省側からの要請は来ていません。

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