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【03.05.22】日本共産党愛知県委員会が声明を発表
買収で逮捕された福田県議は辞職せよ

5月22日「しんぶん赤旗」

 日本共産党愛知県委員会(岩中正巳委員長)は21日、先の県議選で当選した愛知郡選挙区選出の福田績県議=自民=が、公職選挙法違反(買収・事前運動)容疑で逮捕されている問題で、同県議は直ちに辞職するべきだとの声明を発表しました。同県議は8日に逮捕され、容疑を認めているといわれていますが、声明では、所属する自民党県議団は現在も辞職を求めていないなど、県議会第1党としての責任を果たそうとしていないと指摘。県議会は自浄能力を発揮し、26日に開く臨時議会で辞職勧告をし、独自の調査と再発防止策を明確にすべきだと主張しています。

 

【声明】福田績県議は、ただちに辞職すべきである


2003年5月21日

日本共産党愛知県委員会
委員長  岩中 正巳


1、 4月13日に行われた県議会議員選挙において愛知郡選挙区で当選した福田績県議が、5月8日に公職選挙法違反の買収・事前運動容疑で逮捕されました。
   福田県議が東郷町議らに東郷町の票をとりまとめるよう依頼し、現金数十万円を渡したとされています。福田県議は容疑を認めているとのことです。これが事実であれば、福田容疑者は直ちに県議を辞職すべきです。

2、 福田容疑者が所属している自民党県議団の責任も重大です。自民党県議団は、自らの会派に所属する福田容疑者が逮捕されて以降も、会派としての責任も明確にされず、県議会第一党としての責任も果たそうとしていません。自民党は福田容疑者に対し、議員辞職させるのが議員団の責任です。それができないところに自民党的な金権腐敗体質があるといわざるをえません。

3、 県議会の対応も重要です。本人も辞職せず、所属する自民党県議団もまともな対応をしていないもとで、県議会は自浄能力を発揮して、議会としての責任ある対応をはかるべきです。県議会は、事件を司直まかせとするのではなく、議会として明確な対応をすべきです。8年前の同様の事件でも議員が辞職しています。こうした金権腐敗体質を愛知県議会が温存するようなことがあってはなりません。
   5月26日に5月臨時議会が開かれます。それ以前に本人が辞職しない場合は、議会として辞職勧告をすすめるべきです。そして、議会として、二度とこのようなことの起こらないよう、独自に調査と再発防止策を明確にするとともに、綱紀粛正を全議員に徹底すべきです。そうしてこそ県民の信頼にたる県議会としての権威をとりもどす道が開かれるでしょう。

4、 日本共産党は、こうした自民党政治による金権腐敗体質を一掃するよう、県民とともに全力をあげるものです。

以上

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