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【03.03.24】福祉・くらしに大なたふるう県政と対決−きしの知子県議(一宮市・葉栗郡区)福祉医療負担金導入を無料に戻す
3月24日「しんぶん赤旗」
「豊かな愛知の貧しい福祉――。愛知万博や中部国際空港など大型開発の無駄遣いを続け、福祉や医療など県民のいのちを粗末にする県政。日本共産党の躍進で何としても変えましょう」。愛知県議選一宮市・葉栗郡区(定数5)で、再選に全力をあげる日本共産党のきしの知子県議は、23日も力を込めた訴えを選挙区内で繰り広げました。
県議団長の、きしの県議を先頭に党県議団は、財政難を理由に、福祉、暮らしの予算に大なたを振るう県政と対決。いったんは導入をした福祉医療の一部負担金制度を、無料に戻す大きな実績もあげています。
2000年2月県議会。県は同年八月からの実施を目指し、乳幼児医療や障害者医療、戦病者医療の無料制度に、当時の老人保健法に準じた一部負担金の導入(診療所の場合一回800円・月4回限度など)を提案。日本共産党は断固反対しましたが、自民、公明、民主のオール与党は賛成し、通してしまいました。
しかし、県議団の議会での追及、市町村の党議員団の奮闘、市町村の猛反発で、結局2000年8月からの実施を5カ月後には無料に戻し、この4月からも実施できない状態です。
15日、愛知を訪れた日本共産党の志位和夫委員長は、演説でこの実績にふれ、「(全国で福祉切捨てとたたかっているが)取り戻した例というのはなかなかない。この愛知の例はみなさんの素晴らしいたたかいの成果」と指摘しました。
きしの県議は「福祉切捨てに抗議し、障害者団体の方たち千人もが県庁前で座り込みをする。その後も何回も座り込みをされています。こんな知事が他にありますか。県民のいのち大切にする県政をつくるために全力をあげます」と決意を語ります。
同選挙区は、きしの県議と、現有2議席確保を目指す自民、議席空白克服へ2人を立てる民主(公認、推薦各1)、現有1議席維持を狙う公明、保守系など、8人のたたかいと見られています。