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【03.03.23】愛知の市町村国保 全国6番目の高さ−県の補助は4年で68%減らす
3月23日「愛知民報」
愛知の市町村国保料は全国6番目に高額――。厚生労働省の調べで明らかになりました。国が国庫負担率を引き下げ、県が市町村への補助を減らしてきたことが背景にあります。10日開かれた県議会本会議で日本共産党のきしの知子議員が追及しました。
県下の市町村国保の被保険者1人当たり保険料は、1998年度の82841円から2001年度には86889円に引き上がりました。2000年度の85778円(全国平均79123円)は全国6番目の高さ。もっとも低い沖縄の53618万円の1・6倍です。
一方、神田県政は1期目の4年間で市町村への国保支出金を1人当たり1774円から497円へと68%も減らしました。
かかった医療費の全額をいったん窓口で支払わなけれならない「資格証明書」の発行は県下で1757世帯(2002年2月1日現在、愛知県調べ)にのぼります。
きしの議員は「愛知で19万世帯も滞納があるという現実は、国保料が重すぎることが最大の原因」として県支出金を神奈川県、北海道、大阪府並みにすれば3100円〜3700円、さらに98年度並みに戻せば680円、合わせて約4千円、2人世帯なら約8千円を引き下げられると指摘しました。
1998年度 | 2001年度 | |
被保険者1人当たり調定額 | 82,841円 | 86,889円 |
同県支出額 | 1,177円 | 497円 |