日本共産党の、すやま初美参院愛知選挙区予定候補らは26日、名古屋市役所を訪れ、来年の受験シーズンを前に痴漢・盗撮加害の防止と被害者救済の強化を求め、名古屋市交通局に申し入れを行いました。党名古屋市議団の岡田幸子、田口一登、満仲美由紀の各市議も同席しました。
満仲市議が申し入れ書を読み上げ、「年間を通じ痴漢被害に苦しんでいる人がいます。市として市営地下鉄の痴漢・盗撮被害の実態調査の実施を行うべきです」と求めました。
市の担当者は、「実態調査の実施は考えておらず、県警鉄道警察隊のふれあいコール(列車内の痴漢被害相談)で被害件数をつかんでいる」と話しました。
すやま氏は、党愛知県委員会が取り組んだ「被害実態アンケート」で被害を受けても周りに助けを求めたのが1割にも満たないとの調査結果を紹介し、「痴漢は被害者が声を上げるのが難しい犯罪です。社会全体で痴漢を許さない取り組みが必要ではないか」と述べました。
(12月28日 しんぶん赤旗)