市に署名を手渡す平岩代表（右から４人目）＝2月29日、愛知県碧南市
愛知県碧南市の禰冝田（ねぎた）政信市長と、統一教会との関係が市議会などで指摘されています。「統一協会はNO！碧南市民の会」は2月29日に市役所を訪れ、市長に統一協会との関係を明らかにすることなどを求める要望と署名を提出しました。
禰冝田市長は、統一協会の関連団体が主催したイベントの実行委員長を務めたことなどが明らかになっています。統一協会の動画に出演した疑いも指摘されています。
議会や公開質問状で、統一協会との関係を問われたことに対して禰冝田市長は、「私的なこと」などとして明言を避けています。
「市民の会」が全国にこの問題を発信しようと１月28日からオンライン署名を開始。1カ月で全国から1万1840筆が集まりました。第一次分として署名を提出した同会代表の平岩正久さんは「関係が事実ならば、市長は広告塔の役割を果たしてきたことになる。関係を明らかにし、断ち切るべきだ」と力を込めます。
禰冝田市長は4月の市長選への立候補も表明しています。平岩さんは、「立候補するならば、なおさら市長選までに統一協会との関係を明らかにすべきだ。署名をさらに広げていきたい」と語りました。
署名提出には、市議会で市長にこの問題を追及してきた日本共産党の山口はるみ市議も同席しました。
（3月2日 しんぶん赤旗）