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共産党を語る衆院小選挙区予定候補 愛知2区酒井ケンタロー

 科学的社会主義の掲げる「人間の解放」という理念への共感を契機に日本共産党に入党して十数年がたちました。当初は、夢想家的、理想主義的あるいは素朴すぎる考えではと自問しましたが、学習と活動を重ねるうちに確信が深まってきていることに自分でも驚いています。

 コロナ禍をきっかけに、青年・学生のみなさんから話を聞く機会が増えました。「もう少しバイトを減らせたら」「もう少し学費の負担が小さければ」と人間らしい暮らしをもとめる「ささやか」な願いがたくさん聞かれました。

 私たちの社会が持つ力を考えれば、「ささやか」な願いだと言えるのでしょうが、そんな「ささやか」な願いをかなえられないどころか、かなえようと尽力することすらしない政治を変えられたら。そんな思いでいっぱいです。

 岸田政権になって以降、選挙は「与党以外から選んでいる」、政治は「変わった方がよい」という意見を持つ若者が増えていると実感します。人権や地球環境をめぐる問題が深刻化する中で、資本主義という仕組み自体の是非や私たちの展望する未来社会が対話の焦点となることもしばしばです。

 一方で、若い世代が待望している変化の方向性が定まっているとは言えない状況だとも感じます。そんな時だからこそ、未来社会への展望をもち、日本の政治をもとから変える日本共産党の存在を知らせ、たくさんの仲間を迎えるために頑張りたいと決意しています。

(12月20日 しんぶん赤旗)