インボイス中止を求めてデモ行進する参加者＝17日、名古屋市中区
名古屋市内の中小業者らでつくる「名古屋市内民商インボイスいらんがねの会」は１７日、市内でインボイス中止を求める集会とデモに取り組みました。中小業者やフリーランスら２００人が参加し、「ＳＴＯＰ！インボイス」の横断幕やバナーを掲げ、繁華街を練り歩きました。
昭和天白瑞穂民商の榊原晋会長は「インボイスは実質増税で、物価高の中あり得ない。業者を分断するもので認められない。『インボイスいらんがね』と力を合わせてがんばろう」と呼びかけました。
インボイス制度を考えるフリーランスの会愛知支部は、中止を求めるオンライン署名が３９万人分集まっていることを報告し、「一人ひとりの切実な声が寄せられている」と訴え。２５日の総理官邸前行動までに５０万人分の署名を集め、「国が無視できないほど、大きなものにしよう」と話しました。
税理士の鷹巣辰也さんは「インボイス制度はとても複雑な制度。非課税業者だけでなく、すべての人に影響する。何があってもやめさせなきゃいけない」と語りました。
各政党の代表が参加。日本共産党の、しもおく奈歩県議は「地域とつながり、支える業者が廃業に追い込まれている。文化、芸術をなくし、若者の将来を奪う。愛知県で連帯し、ストップの声を上げていく」と述べました。
(9月18日 しんぶん赤旗）