広島に原爆が投下された8月6日午前8時15分、各地で核兵器のない世界を願う「平和の鐘つき」が行われました。
名古屋市中村区の西祐寺では、年金者組合中村支部がつどいを開き、15人が参加。午前8時15分に鐘をつき、犠牲者を悼みました。
藤井茂支部長は「核兵器はこの世にあってはいけない。使わせず、持たせず、なくしていくことが必要。私たちの運動を広げ、核兵器禁止条約に批准する政府に変えていこう」とあいさつ。西祐寺前住職の廣瀬努さん(93)は「核の犠牲者になった日本がいまだに条約を批准しないのは許しがたい。一人ひとりの力は弱いが集まれば世論となり歴史を変える力になる」と話しました。
初めて参加した佐藤智代さん(75)は「父は戦争を生き残って友人に申し訳ないと泣いていた。今は民主主義で、何でも話し合いで解決する時代。武力に訴える戦争は絶対に反対です」と語りました。
有志による朗読会やうたごえが行われ、参加者全員で「青い空は」など合唱しました。
(8月9日 しんぶん赤旗)