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平和夏祭り4年ぶり 名古屋・西区

盆踊りの参加者にあいさつする(右から)もとむら、わしの、加藤、すやまの各氏=5日、名古屋市西区

 名古屋市西区の花ノ木公園で5日、「憲法守ろう!平和を守ろう!子どもを守ろう!平和夏まつり盆おどり大会」がコロナ禍で4年ぶりに開かれ、浴衣姿の親子連れなど1300人の参加でにぎわいました。日本共産党衆院東海比例予定候補の、もとむら伸子衆院議員、すやま初美党県副委員長があいさつしました。

 主催は区内の日本共産党、労働組合、業者や女性、医療団体などでつくる実行委員会。和太鼓の勇壮な演奏で始まり、「炭坑節」「名古屋ばやし」などの盆踊り、学童によるトーチ演舞が披露されました。4月の県議選、市議選をたたかった、わしの恵子元県議、加藤ゆうき区市政対策委員長も参加しました。

 もとむら氏は、広島に原爆が投下されて78年になり、被ばく体験が聞けなくなるなか、広島の高校生が被ばくの実相を伝えるため、聞き取って絵にする活動をしていると紹介。西区を含む愛知1区選出の自民党議員が岸田政権の「戦争する国づくり」をすすめる先頭に立っていると批判。「戦争しないと誓った平和憲法をいかしてこそ、一人ひとりの尊厳を大切にする社会にしていける。総選挙で『戦争する国づくり』をすすめる勢力へ審判をくだそう」と呼びかけました。

 すやま氏は「戦争への不安なく、盆踊りを楽しめる平和を守っていく。唯一の戦争被爆国として、核兵器禁止条約に批准できる政府をつくるため共産党は、みなさんと力をあわせて全力をあげる決意です。戦争反対、平和を訴え101年を迎えた共産党を大きく伸ばしてください」と話しました。

 もとむら、すやま両氏は模擬店を回って参加者と交流。小規模事業者の男性は、「コロナでの借入金返済と物価高が重なって倒産。生活が大変です。軍事費ではなく、物価高に苦しむ国民を応援する政治に変えてほしい」と話しました。

 40回目を迎えた今回で盆踊り大会は一時休止になります。実行委員長を長年務めてきた、わしの氏は「久しぶりの盆踊り大会で、子どもたちの笑顔を見ることができてうれしい。笑顔を守れる平和へ力を尽くしたい」と話しました。

(8月8日 しんぶん赤旗)