愛知県豊川市で7月30日、日本共産党の、すやま初美衆院東海比例予定候補、あさお大輔衆院14区予定候補を迎えてトーク集会が開かれました。参加者の率直な疑問や意見に合わせて、党の政策を縦横に語るすやま氏に、比例東海ブロック(定数21)2議席目への期待が広がりました。
すやま氏は、トラブル続きのマイナ保険証強制にふれて「岸田政権がなぜ止められないのか。政官財が癒着し、財界の利益最優先の政治が個人情報の利用を後押ししている」と指摘。「維新の会代表が日本共産党を『日本からなくなったらいい政党』と暴言をいっているが、財界優先、アメリカいいなりの政治をもとから変える政党がいなくなっていいのか。一人ひとりの命をまもる政治に変えていくためにも力を貸してほしい」と訴えました。
あさお氏は、東栄町営病院をなくした村上孝治町長のリコール署名を町民と団結して成立(21年6月)させた経験を語り、勝共連合や右翼団体の党攻撃にもふれ「根本には医療や介護を削り、軍事費に回す自民党政治がある。打倒自民を合言葉に総選挙をたたかいたい」と話しました。
会場からの質問コーナーで「地球温暖化対策が進んでいない。共産党はどう考えていますか」との質問に、すやま氏は党の「気候危機打開2030戦略」を紹介。「愛知は全国トップのCO2排出県。石炭火力発電所を新増設するなど世界に逆行している。企業のもうけ優先では自然破壊が進み、地域経済に回らない。必要なのは、地域で循環する再生可能エネルギーです」と語りました。
「共産党は異論を許さない政党なのか」と聞かれ、すやま氏は「2021年総選挙で共産党が政権選択に加わっては困るという支配勢力が党の在り方を変えようと攻撃してきました。しかし実際には、党内で多様な意見や異論を出し合いながら、決まったことはみんなで進めています。これほど民主主義を大事にしている政党はありません。この攻撃を乗り越えて、自らを鍛え、成長をはかり、新しい政治をつくりだす途上です」とこたえました。
「なぜ共産党は101年も続いているのか」との問いに、すやま氏は「これまで不屈に、失敗があっても自己改革し、科学的な立場で社会を明らかにし、未来を見据えてきました。国民とつながり、党派を超えて共同してきた一つひとつの運動が101年の歴史をつくってきました。社会を変えていく主人公は国民一人ひとり。党の政策や姿を丸ごと知っていただき、次の100年をご一緒につくっていきましょう」と呼びかけました。
集会後、40代の男性が入党を決意しました。「入党の呼びかけ文にある『一度きりしかない大切なあなたの人生を、どうかこの党とともに歩んでいただきたい』の一文に心を打たれました。最初は、自分の問題を解決するのに必死で、政治は誰がやっても変わらないと思っていましたが、子どもの未来のためにも親が学ばないと社会が変わらないと思いました。まず自分から頑張ってみたい」と話しました。
(8月2日 しんぶん赤旗)