日本共産党愛知県委員会は16日、衆院比例東海ブロック(定数21)で、もとむら伸子衆院議員、すやま初美党県副委員長の2議席実現めざし、名古屋市で比例東海ブロックの愛知県事務所開きをしました。
東海ブロック責任者の岩中正巳党県委員長は、「比例2議席実現で岸田政権を打ち破り、国民が主人公の新しい政治へ転換していく。そのためには比例東海で68万票・10%以上、愛知で33万票の獲得が必要。折り入って作戦に取り組み、担い手を広げに広げ、党勢拡大に全力をあげる」と話しました。
土井敏彦・県党後援会長(医師)は、「トラブルだらけのマイナ保険証は、医師と患者の信頼関係を壊すもの。紙の保険証は絶対に残さなくてはいけない。平和と医療を守る党を必ず躍進させよう」と呼びかけました。
もとむら議員は3期目の国会で、保育士配置基準や政府系金融機関の女性採用数を改善させたと報告。それでも国の対策はまだまだと述べ、「アメリカいいなり」「財界のもうけ優先」の政治を大本から変えられる日本共産党を伸ばしてほしいと訴えました。東海地方選出の自民党議員が武器輸出を促す国会質問をしたことに言及し、「平和憲法で希望をつくっていくため全力で頑張る」と表明しました。
すやま氏は、「党創立101周年。戦争反対を貫いてきた日本共産党の役割、存在意義をかけた総選挙になる」と訴えました。月1回のフラワーデモなど性暴力根絶を求める大きなうねりが不同意性交等罪を創設する刑法改正につながったと述べ、「多様な声が届く社会をつくるためにも、党創立時から女性がいきいきと活動していた日本共産党を伸ばしたい」と語りました。
小選挙区予定候補も決意表明しました。
愛知2区(名古屋市千種区、守山区、名東区)の酒井ケンタロー予定候補は、「野党共闘の原点でもある憲法を守り生かすたたかいで、正面から訴えられるのは共産党しかない」。
愛知5区(名古屋市中村区、中川区、清須市)の、えがみ博之予定候補は「戦争の準備ではなく、平和の準備こそ政治家の務め。名古屋市議20年の経験をいかし、全力を尽くす」。
愛知7区(大府市、尾張旭市、豊明市、日進市、長久手市、愛知郡)の鈴木こういち予定候補は「生活に困窮する学生の声をたくさん聞いてきた。誰もが安心して学べる社会を地元から広げたい」。
愛知9区(津島市、稲沢市、愛西市、弥富市、あま市、海部郡)の伊藤恵子予定候補は、「介護保険制度導入とともに、公的サービスの後退が始まった。住民サービス向上には、国を変えなければいけない」と話しました。
愛知14区(豊川市、蒲郡市、新城市、北設楽郡、額田郡)の、あさお大輔予定候補はメッセージを寄せました。
参加者は、「がんばろう」を三唱し、総選挙勝利、党躍進へ意思統一しました。
( 7月19日 しんぶん赤旗)