愛知県医療介護福祉労働組合連合会(愛知県医労連)は9日、過去最高の組織数で第83回定期大会を名古屋市内で開きました。
渡邉一(まこと)委員長は「過去最高の会員数で迎えられた。労働組合の見える化、職場での対話で1万6000人の会員をめざそう」と呼びかけました。
日本共産党の、もとむら伸子衆院議員(衆院東海比例候補)が連帯あいさつし、「ケア労働者の賃上げ、人手不足解消は緊急の課題。命と尊厳を何よりも大事にする医労連に心から連帯し、何ら手だてを打たない岸田政権を一刻も早く変えるため全力を尽くす」と話しました。
15組織が発言。「コロナが5類に見直されたが、現場は防護服など同じ対応を続けている。国の無責任さが患者を増やし、医療従事者を苦しめている」(自治労連)、「春闘で31年ぶりに国立豊橋医療センターでストライキを行った。非正規は1年目も20年目も賃金が変わらない。職員一人ひとりの要求と組合運動を結び付け仲間を増やしていきたい」(全医労)、「国は防衛費増額のために、国立病院機構や地域医療機能推進機構の積立金を前倒しで強制返納させようとしている。ルール違反であり、命を守る財源がミサイルになるかと思うと腹が立つ」(全JCHO中京病院支部)など活発に論議されました。
参加者は、「署名を広げ、大きな世論をつくり、2024年は診療報酬・介護報酬のダブル報酬改定で大幅賃上げを実現しよう」との大会アピールを採択しました。
( 7月12日 しんぶん赤旗)