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各地で「マイナ保険証ノー」愛知・津島 伊藤衆院予定候補らアピール

「マイナ保険証強制やめて」と訴える伊藤予定候補(左から2人目)ら=8日、愛知県津島市

 日本共産党は8日、誤登録などトラブルが相次ぐマイナンバーカード保険証への強制移行に抗議し、中止を訴える宣伝に取り組みました。愛知県尾張南地区委員会は、津島市のショッピングモール前で、伊藤恵子・衆院愛知9区予定候補を先頭に、尾張南部地域の議員、後援会員ら13人が参加し、「マイナ保険証強制やめて」とアピールしました。(関連4面)

 伊藤候補は、世論調査でマイナ保険証の見直しを求める声が7割超になっているとして、「今からでも立ち止まることが必要」と指摘。河野太郎デジタル相が言及したマイナンバーカードの「名称の変更」に触れ、「名前の問題ではない」と断じ、マイナンバーによる利益を狙う財界の言いなり政治こそが問題だと強調しました。

 伊藤予定候補は、政府が2月に相次ぐトラブルを把握しながら、事実を隠したまま法案成立を強行したとして「深刻な命の問題であり、国民の不信感を招いたことに岸田首相は何ら反省していない」と批判。「拙速に進める国のやり方に、医療現場はますます混乱している。国民のための政治へ、愛知9区から国会へ送っていただきたい」と訴えました。

 通りがかり飛び入り参加した女性(68)は「国が信用できなくなっているのに、年金も個人情報も資産も全部ひもづけられて、どう利用されるのか本当に怖い。政権をかえるしかないね」と話しました。

(7月9日 しんぶん赤旗)