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「最賃1500円以上」8割 愛労連シールアンケート

「最賃は1500円以上に」と訴える竹内・愛労連事務局長=23日、名古屋駅前

 愛労連(愛知県労働組合総連合)は23日、愛知地方最低賃金審議会(7月4日)を前に、名古屋駅前で最賃サマーアクションを実施しました。

 全労連の第4次最賃デー(21日)に呼応したもの。愛労連と名古屋ふれあいユニオンから組合員20人が参加し、シールアンケート「最賃いくら必要?」に取り組み、過去最高の2倍となる135人が協力しました。うち8割の102人が「最賃1500円以上」にシールを貼り、多くの人が最賃引き上げを求めていることが浮き彫りになりました。

 愛労連の竹内創事務局長は、「愛知の最賃は時給986円。フルタイムで働いても13万円程度。全国で4万8千人が協力した最低生計費調査では、どこでも1500円以上ないと、まともに暮らせないことがわかった」と指摘。「物価高騰のなかで、時給や月給を思い切って上げなければ日本の見通しは明るくならない」と話しました。

 愛労連は29日に愛知労働局と愛知地方最低賃金審議会に、「物価高騰が止まらないなかで、『最低賃金の大幅引き上げ』『国に中小企業支援の要望』『民主的な審議』を求める要請書」の提出と署名(オンライン署名含め約1万人分)を提出する予定です。

(6月27日 しんぶん赤旗)