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SNS発信強化力強化へ交流

SNS発信の経験を交流する参加者=27日、オンライン

 日本共産党愛知県委員会は27日、統一地方選挙で取り組んだSNS発信の経験を交流して教訓をひきだし、来るべき総選挙へいかしていこうと「統一地方選挙SNS発信経験交流会」を行いました。オンラインで24人が参加しました。

 須山初美県副委員長がSNS活用の重要性を報告し、「発信力が選挙勝利への必須課題となるなかで統一地方選挙では、各地で発信が強化され効果も発揮した」と強調。「解散・総選挙含みの緊迫した情勢のなかで、発信の量質ともに抜本的に強めることが提起された。小選挙区ごとにチームを立ち上げ、誰でもできるSNS活用の支援をやっていこう」と提起しました。

 議席を奪還した下奥奈歩県議のSNSチームの代表は「ツイッターだけでなく、インスタグラム、ティックトック、ユーチューブで豊橋の真ん中世代が撮影・編集・発信した。タイムリーな発信、見やすく、わかりやすい字幕、コメント返し、できるだけ多くのSNSを活用することを心掛けた」と話しました。

 名古屋市名東区の代表は「支部で入門講座を開くところから始め、10人で動画の字幕付けなどした。自力後退のなかで支持拡大数より得票数が多かったことはSNSの効果があったと思われる」。緑区の代表は「写真・動画撮影、バナー作成、動画字幕付け、公式LINE運用を分担して行った。今後は、発信だけでなく、拡散してくれる人をつくっていく」。尾張旭市の代表は「スケジュールバナーをみて宣伝場所に若い人が来て候補者に質問していたと聞いて、SNSの効果を実感した」と話しました。

 西山あさみ元名古屋市議は、政策バナーの作成経験を語り、「作り方が分からない人でも最初の一歩を踏み出せるように、名前だけ入れれば完成するテンプレートをつくり、紹介したら全国的に広がった」と紹介。「宣伝に行けなくても候補者の活動が見えるということが党員のやる気につながる。候補者・議員の活動・情報を日ごろから発信し続けて読んでもらい、選挙の時にパワーにしてもらいたい」と話しました。

 参加者は、候補者とSNSチームとの関係や、選挙区内のフォロワーをどう増やすかなどについて悩みや質問がだされ各地の経験を交流しました。

 須山氏は「この間、SNSを通じて入党した方もいて、これまで私たちの手が届かなかった方とつながる大きな扉になっている。みなさんから、その扉を色々な工夫でこじ開ける努力が語られた。今日交流した発信の経験と教訓を全党のものにしていきたい」と話しました。

(5月30日 しんぶん赤旗)