愛知県医労連、自治労連県本部、愛知民医連でつくる実行委員会は13日、「看護の日」(12日)にあわせ、医療・介護・福祉の充実を求める「ドクター・ナース・介護ウエーブ」を名古屋市内で実施しました。雨がふるなか、集会とデモに取り組み、医療・介護従事者ら60人が参加しました。
県医労連の浜島ちか子書記次長は「看護師の業務は多様化し、業務に追われるばかりで患者に寄りそった看護ができなくなっている。現状を打破し、大幅増員とまともな処遇改善へ元気に歩こう」と話しました。
愛労連の西尾美沙子議長、県社保協の小松民子事務局長が連帯あいさつしました。
参加者は「3年間、コロナに耐えてきた。コロナが5類に移行しても、現場は変わらず不安だらけです」(介護福祉士)、「自治体医療の重要性が浮き彫りになったが、国は病床削減方針を見直そうとしない。地域医療を守るため一緒に声をあげたい」(自治労連医療部会)、「現場は全く人員が足りません。患者のため、自分のため、後輩のため、よりよい看護を実現したい」(看護師)とスピーチしました。
初参加の看護師(2年目)は「ケアを減らしても十分にできず、業務はいっぱいいっぱい。就職する前からコロナ禍なので、終息したらどうなるのか想像もできない」と話しました。
毎回行っている署名行動は雨のため中止しました。
(5月14日 しんぶん赤旗)