「憲法をくらしと政治にいかす 改憲NO!あいち総がかり行動」は25日、名古屋市内で2023年度総会と記念講演会を開きました。62人が参加しました。
共同代表の中谷雄二弁護士が「いま、社会運動の再生を、課題と展望」と題して講演し、「団塊世代が若者との世代間ギャップを超えて交流できるかが今後の社会運動のカギになる」と説明。「若者の保守化」について、「自民党以外の選択肢がない、政治への他人事感、政治に触れる経験の少なさなどによって自民党の支持に結びついているが、伝統主義や権威主義といった保守的な考え方を若者は持っていない」と分析。「一方で、若者はLGBTQや気候変動、外国人差別などには敏感に反応している。私たちの運動と若者の関心がつながっていることを具体的に示していこう」と社会運動の展望を明らかにしました。
総会の討論では、「フランスで年金受給年齢引き上げに反対し大規模デモが行われている。日本でも立場を超えた一点共闘の運動がしたい」、「南西諸島に配備されるミサイルは愛知でつくられる。自然と平和を守るために愛知でがんばろう」など参加者が発言しました。
参加者は、「世代交代に取り組みながら、市民、労働者、地域を結集し、大きな運動をつくろう」と方針を採択しました。
(4月28日 しんぶん赤旗)