「戦争させない春日井の女性レッドアクション」が26日、愛知県春日井市の「勝川」駅前広場で開かれました。赤いものを身に着けた女性ら80人が集まり、雨のなか、「軍拡よりも生活」「子どもたちの未来に平和を!」のバナーを掲げ、アピールしました。
集会は、岸田政権による「安保3文書」閣議決定を受け、春日井でも声をあげようと市民有志が呼びかけたもの。実行委員長の梶田悠子さんは「今の政治のままでは戦争に近づくばかり。戦争はスポーツではない。殺し殺され、財産を奪い合うものです。始まってしまえば残虐さや悲惨さは隠され、止めることはできない。軍備を増やさず、外交の力で子どもたちの未来が光で満ちたものにしてほしい」と話しました。
リレートークで、春日井母親大会の田中由美代表は「43兆円あれば、子ども医療費や給食費の無料化が100年近くできる。際限のない軍拡競争はやめてほしい」。渡辺由利さん(80)は「父親が戦争から帰ってこず、母親は戦後すぐ病気で亡くなった。戦争は両親を奪った。平和憲法のもと、戦争に子どもを送らない日本の母親は世界平和の希望です」と語りました。
1歳の子どもと初めて参加した母親(37)は「何もしなければ、岸田政権がやることに肯定すると思った。お金があるなら教育費や子育てにかかる負担を減らしてほしい」と訴えました。
(3月29日 しんぶん赤旗)