東日本大震災と東京電力福島第1原発事故の発生から12年となった11日、事故の教訓を忘れ、原発推進に躍起となる岸田政権に抗議する集会・デモが各地で行われました。
名古屋市中区で岸田政権による原発回帰のエネルギー政策転換に抗議し、脱原発を訴える集会とデモが行われ、市民ら300人が参加しました。主催は「原発ゼロNAGOYA ACTION」。
藤原はづき代表は「岸田政権による原発回帰の動きは見過ごせない。廃棄方法すら決まっていない原発はクリーンではない。原発反対の声を岸田政権に突きつけよう」と呼びかけました。
参加者は、東日本大震災が発生した午後2時46分に黙とう。各団体代表がスピーチしました。
チェルノブイリ救援・中部の河田昌東さんは「ロシアの軍事侵攻でウクライナ・ザポロジエ原発は6度爆撃され、外部電源が遮断された。戦争になれば原発は危険にさらされ、抑止力は役に立たないことは明らか。対話と外交で平和を構築しなければ未来はない」と話しました。
原発事故人権侵害訴訟・愛知岐阜原告団の岡本早苗団長は「誰も事故の責任を取っていない。原発回帰を絶対に許してはいけない。原発政策に全力で抗っていく。7月に名古屋高裁で結審。ぜひ訴訟に協力、傍聴をお願いしたい」と呼びかけました。
県内の野党代表らが参加。日本共産党の石原あいこ中区市政対策委員長(市議予定候補)が、本村伸子衆院議員のメッセージを代読しました。
(3月14日 しんぶん赤旗)