■ 名古屋 8組合17職場スト
2023春闘で愛労連(愛知県労働組合総連合)と愛知国民春闘共闘委員会は9日夜、大企業の集中回答(8日)をうけ、組合役員ら50人が名古屋市内で大幅賃上げを求めてデモ行進し、決起集会を開きました。
名古屋駅周辺のデモ行進では、「賃金上げろ」、「「保育士増やせ」とコールしながら駅利用者に訴えました。デモをスマホで撮影していた会社員(27)は「旅行会社に勤務しているが、コロナで旅客が減り会社は赤字経営。3年連続でベアなし。物価高で実質賃金は下がった。何も手を打たない国の物価対策に怒りがいっぱい」と話しました。
この日は、物価高騰を超える賃上げをめざし、8組合17職場でストライキが行われました。福祉保育労は6つの職場でストライキを実施しました。
集会で西尾美沙子愛労連議長は「異常な物価高と低賃金から大幅賃金を勝ち取るため力を会わせよう」とあいさつ。愛労連の竹内創事務局長は、物価高騰が暮らしを直撃していると述べ、「大企業の500兆もの内部留保を賃上げに活用すべきだ」と強調し、「ストライキを含め大幅賃上げに全力をあげよう」と訴えました。
各組合から、「大幅賃上げを求め7年ぶりにストライキをした病院など今日(9日)は5組合9職場でストを実施した。多くの患者から『大変な仕事の病院職員の給料をあげてほしい』と激励があった」(医労連)、「組合員に非正規やパートが多く最低賃金に近い賃金で働いている人が多い。最賃時給1500円をめざし運動する」(生協労連)、「ロシアのウクライナ侵略で最初に港湾施設が攻撃された。港湾で働く組合として、大幅賃上げとともに、岸田政権の大軍拡反対を掲げたたかっている」(検数労連)などの報告がありました。
(3月11日 しんぶん赤旗)