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ジェンダー平等前へ ウィメンズマーチ 沿道注目

ボードを掲げ、繁華街を練り歩く参加者=8日、名古屋市中区

 国際女性デーの8日夜、女性の地位向上や賃金格差解消など求める「ウィメンズマーチ名古屋」が名古屋市中区栄で行われました。約70人が参加し、手書きのボードやミモザの花を掲げ、「ジェンダー平等今すぐ前へ」、「あらゆる暴力 反対しよう」など声をあげました。女性支援団体「SNAW」(女性によるセーフティネット愛知)が呼びかけたもの。

 代表の藤原はづきさんは「女性の社会的立場は弱く、セーフティネットが脆弱にもかかわらず、自助・共助を強調する政府は許せない。安心して未来を生きていくため一緒に声をあげよう」と話しました。

 1時間の集会で参加者が次々とマイクを握りました。ドイツ出身のカトリンさんは「日本のジェンダーギャップ指数は116位。来日してから、女だからと圧力を感じた。男女ではなく、個人として受け入れられる明るい社会へ、日々小さなことでもやっていく」。東区の女性は「ジェンダーには政治が大きくかかわっている。支援が欲しいわけじゃない。人権に根差した社会を実現してほしい」。別の参加者は、「ネット上でのトランスヘイトがひどい。あまりにも量が多く、孤独感を感じる。負けずに抵抗したい」など発言しました。

 集会後、繁華街を練り歩き、沿道の注目を集めました。一緒にコールする通行人の姿も見られました。

 日本共産党の本村伸子衆院議員も参加しました。

(3月10日 しんぶん赤旗)