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「日本は世界に逆行」名古屋で気候危機打開へ集い

気候危機について話し合ったつどい=2月25日、名古屋市天白区

 みんなが主人公の政治をつくる市民アクション@愛知3区は2月25日に名古屋市内で気候危機打開をめざし、名古屋中高生国際ボランティア団体どえりゃあWings代表の「足立心愛さんの話を聞く会」を開き、48人が参加しました。

足立さんは昨年11月に参加したCOP27(国連気候変動枠組み条約第27回締約国会議)の内容を報告。「参加したきっかけは昨年夏にフィジーを訪れ、『気候温暖化により30年で200㍍海岸が人家に近づき、石を積んで防ごうとしたが役にたたない』の声を世界に届けたいと思った」と述べ、「アジアやアフリカの発展途上国では原油パイプラインのため住民が強制移住させられ、環境破壊が行われている」と強調。「『環境破壊をやめよ』と今後も国境を越えて運動をしていく」と話し、大きな拍手に包まれました。

 日本共産党の本村伸子衆院議員、立憲民主党の近藤昭一衆院議員、緑の党の尾形慶子共同代表が参加し、各党の気候危機打開の取り組みを報告しました。

 参加者から「世界各国はCO2削減めざし脱化石燃料、再生可能エネルギーに向かっているが、日本は石炭火力を維持しようとしており、世界に逆行している」、「愛知県は碧南、武豊火力がありCO2排出量が多い。若者に負けず、住民の健康を守るため運動を広げる」の意見や感想が出されました。

(3月3日 しんぶん赤旗)