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尾形氏「一歩でも前進」愛知県知事選25万1263票

事務所で会見を開き、支援者に感謝の意を述べる尾形氏=5日、名古屋市中区

 5日投開票の愛知県知事選で、「みんなで創る安心の未来」の尾形慶子氏=日本共産党推薦は25万1263票(得票率11・68%)で及びませんでした。当選したのは現職の大村秀章氏=自民県連、公明、立民、国民推薦=。

 過去2番目に多い6人が立候補するなか、過去5番目に低い投票率(36・43%)でした。尾形氏は若者に政策を届けようとSNSを積極的に活用し支持を広げました。

 尾形氏は選挙結果を受け、名古屋市中区の事務所で記者会見しました。「気候危機は格差や貧困、ジェンダー、平和などあらゆる問題とつながっている。みんなで解決策を考えるいい機会になった」、「共産党や革新県政の会の働きで全県での選挙戦に取り組めたことに感謝したい」と述べ、「選挙を通じてできた新たなつながりを生かして、愛知県政を一歩でも前進させるために働きたい。気候危機ストップへ、温室効果ガス排出量日本一の愛知の責任は重い。公約に掲げた脱炭素社会実現へ運動を続けていく」と話しました。

 小林収事務局長は「知事選で気候危機と県政がつながった意義は大きい。オール与党で腐敗した大村県政を変える新たな出発点にしたい」と語りました。

(2月7日 しんぶん赤旗)