愛知県田原市議選(定数18)が22日告示されます。日本共産党は新人の藤城みよし氏(68)が前回失った党議席の回復をめざします。
■ くらし・農業守る議席回復を
党議員がいないため昨年12月議会で田原農民組合が提出した農業への緊急支援を求める陳情が全会派の反対で不採択になりました。市民から「農業は田原の基幹産業。農家は肥料などの高騰で苦境にある。市独自の支援は当然」と怒りの声があがっています。
東三河(8自治体)で田原市の財政力指数はトップクラスですが、国民健康保険税は2番に高いなど、「オール与党」議会のもと住民の願いが届かない市政になっています。
藤城予定候補は渥美農業高校で実習教員を42年間務めた農業・食品・教育の専門家です。藤城予定候補は「財政力を生かし、くらしと平和、農業を守り、安心の市政に転換します」と強調。「国保税・介護保険料の引き下げ、通院も18才までの子供医療費無料化、農業・漁業・観光をいかすまちづくり、憲法9条をいかし戦争遺跡の保存、非核平和都市宣言、津波・地震など防災強化などに取り組みます」と訴えています。
選挙戦は21人が立候補を予定する激戦の様相です。党と後援会は「市議選は県知事選(2月5日投票)、統一地方選の前哨戦。岸田政権の悪政にノーの審判を下す選挙」として、党員拡大を軸とする党勢拡大や宣伝、対話・支持拡大に全力をあげています。
(1月14日 しんぶん赤旗)