ニュース

リニアより脱炭素 愛知知事選 尾形予定候補事務所開き

知事選勝利へ決意を表明する尾形氏=8日、名古屋市中区

 19日告示、2月5日投票の愛知県知事選に立候補を予定する「みんなで創る安心の未来」の尾形けいこ代表(65)が8日、名古屋市中区で事務所開きを行いました。集まった150人の支援者を前に勝利へ決意表明しました。

 尾形氏は、リニア中央新幹線や設楽ダム建設など大型開発優先の大村県政を批判し、「気候危機が迫るなか、大型プロジェクトにお金を使っている場合ではない」と指摘。「愛知の優れたモノづくり技術をいかし、脱炭素ナンバーワンを目指す」と述べ、脱炭素事業を県が支援することで太陽光パネル設置の拡大、新たな雇用の創出など促進していくと強調。女性が適正に評価される社会、オーガニック無償給食、保育士の配置基準見直しなども訴えました。

 尾形氏は、日本共産党も参加する「革新県政の会」が推薦。政党では、日本共産党が推薦し、社民党県連が支持を決定。れいわ新選組の山本太郎代表が個人推薦しています。

 石山淳一党県書記長は「岸田政権が『安保3文書』を閣議決定し、戦争できる国へ突き進んでいる。日本最大級の軍事拠点といわれる愛知で尾形予定候補を勝利させ、政府と一体で進む大村県政に審判を下そう。県民の命と暮らしを守るため、共産党は市民と野党の共闘に総力をあげる」と話しました。

 知事選勝利へ行動提起がされ、団体や個人のつながりを利用し、ビラと政策をすみずみまで届けきり、14日の街頭演説会を成功させようと呼びかけました。

 知事選には、現職の大村秀章氏=自民、公明、立民、国民、連合愛知推薦=のほか、新人4氏が出馬を表明しています。

(1月11日 しんぶん赤旗)