愛知県春日井市で11日、全国の航空自衛隊基地のなかで最大規模の弾薬を保管する高蔵寺分屯基地の撤去を求める「高蔵寺弾薬庫一周平和ジョギング&ウオーキング」が開かれ。5歳児から82歳のお年寄りまで45人が参加しました。
毎年12月に実施してきた走行タイムを競う「高蔵寺弾薬庫一周平和マラソン」はコロナ禍で中止になり、代わりに3年前から新日本スポーツ連盟愛知県連盟や県平和委員会などの呼びかけでおこなっています。
出発前集会で平和委員会の三浦米吉副理事長は「岸田政権は軍事費増強や敵基地攻撃能力の保有と大軍拡に突き進んでいる。軍拡を許さず、平和の思いを込めて走ってください」と訴えました。
参加者は「光と緑あふれる街に弾薬庫はいらない」、「平和のかけ足で基地を包囲しよう」と書いたゼッケンをつけ一周8・5㌔をジョギングし、沿道の人たちの注目を集めました。
友人に誘われ初めて参加した男性(37)は「岸田首相は軍事費増の財源のため増税すると言っている。反対の声をアピールしたくて参加した」と話しました。
(12月14日 しんぶん赤旗)