愛知県医労連、自治労連愛知県本部が呼びかけた「ドクター・ナース・介護ウエーブ」が12日に名古屋市中区で行われ、看護師、介護職員ら30人が参加しました。
人手不足解消や大幅な処遇改善を求める署名行動に取り組み、通行人が次々と署名し、1時間で100人近い人が応じました。
特養ホームで働く介護士(25)が署名し、「休みは取りづらく、月6回ある1人夜勤で本当につらい。せめて複数体制にしてほしい。1人暮らしもしてみたいけど、いまの給料じゃ厳しい」と語りました。「僕も一緒にやりたい」と話し署名行動にも参加、行動後に医労連に加入しました。
夫婦で署名した男性(75)は「この年になると病院と介護は切実。今までしっかり保険料払ってきたのに切り捨てられるばかり。孫子たちの老後はどうなるのか。職員増やしてほしいね」と話しました。
署名に先立って開かれた集会で、県医労連の小島誠司副委員長は「介護現場ではICT(情報通信技術)導入で人減らしが行われている。そのなかで介護職員が1人夜勤中に亡くなり、朝まで気づかれなかった事故も起きている」と指摘。「今の介護報酬では、夜勤をやらなければまともに生活できない。安心・安全な医療・介護へ人手不足解消、処遇改善を訴えていこう」と呼びかけました。
集会後、「やりがい持てる、体制つくろう」「いのちの問題、みんなでまもろう」とコールし繁華街まで練り歩きました。
(11月18日 しんぶん赤旗)