全国唯一の日本共産党県議の空白克服をめざす、名古屋市西区の党と後援会は23日、初めて「にしく赤旗まつり」を花ノ木公園で開き、定数2の西区で、わしの恵子前県議の議席を必ず奪還しようと決意を新たにしました。
名古屋市議選(西区・定数4)で、前回失った党議席回復をめざす新人の加藤ゆうき予定候補が決意表明。本村伸子衆院議員が激励に駆けつけました。
会場には青空の中、親子連れなど250人が集まり、太鼓演奏や演芸などの文化行事を楽しみました。日本の核兵器禁止条約参加、年金引き上げを求める募金も呼びかけられました。
わしの氏は、12年ぶりに党県議団を復活した4年間、老朽化した県営住宅や県立学校の建て替え・改修を議会で要求し、修繕費増額や県立学校のトイレ洋式化が実現したことを報告。県議空白になってから請願件数が92件から11件まで激減したと述べ、「県民の声を届けるため何としても議席を勝ち取る」と語りました。
加藤氏は「非正規の派遣労働者として様々な職場で働き、最近6年間は小中学校の支援員をしてきた。地域から物価高騰のもとで高齢者や子育ての人たちから悲鳴があがっている。社会的弱者が安心して暮らせる市政めざし全力をあげる」と決意を述べました。
本村議員は臨時国会の党国会議員団の論戦を紹介。自民党と統一協会との癒着の徹底追及、賃上げ、消費税減税による物価対策について述べ、「統一地方選で勝利し、岸田政権にノーの審判を」と呼びかけました。
各界から応援の訴えがありました。民主商工会役員は「コロナ禍で経営に苦しむ中小業者支援の請願署名に取り組み、県議会に届けたが紹介議員に誰もならなかった。県民の声を届ける議員が必要」と話しました。
元県職員は「党県議がいなくなり、県議会で大村秀章知事の方針に反対するする議員がなく議会は迫力がない。後輩の県職員も緊張感がなくなったと言っている。党県議の復活で活発な論戦ができる本来の議会にしてほしい」。年金者組合役員は「高齢者は年金引き下げ、国保料値上げ、医療や介護制度の改悪に苦しんでいる。国の言いなりの議員ばかりの県議会ではだめだ。共産党議員こそ必要。わしのさんを議会に送るためがんばる」と語りました。
(10月25日 しんぶん赤旗)