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社会保障充実求める 愛知 自治体キャラバン開始

 愛知県内の全54自治体に介護・福祉・医療などの充実を求めるキャラバンが18日から始まりました。県社会保障推進協議会(社保協)、愛労連、新日本婦人の会などでつくる実行委員会主催。

 キャラバンは1980年から始まり今回で43回目。今年は▽第9期(2024年~26年)介護保険事業計画を待たずに介護保険料の引き下げ、減免制度の実施・拡充▽国保税(料)引き下げ、低所得世帯の保険税(料)の減免制度を一般会計からの法定外繰入で実施・拡充▽子どもの医療費無料制度を18歳年度末まで窓口無料で実施、小中学校の給食費の無償化―などを求めています。

 18日の岩倉市への要請には、自治労連県本部の林達也委員長、県社保協の小松民子事務局長や岩倉市民ら23人が参加。日本共産党の、ますやのりこ、木村冬樹の両市議が同席しました。

 林氏は「国は高齢者の病院窓口負担2倍化など医療・社会保障施策を改悪し、さらに物価高騰で国民生活が厳しくなっている。これまでキャラバンで多くの要望を実現してもらった。国の悪政から市民を守るため、要望を実現してほしい」と訴えました。

 参加者から「国保税滞納者は低所得者が多い。国保税の引き下げと減免制度を」、「高齢者は難聴になり補聴器が必要だが高額。補聴器購入費の助成をしてほしい」、「子育て支援のため給食費無償化を」と強く要望しました。

 市の担当者は、「施策実施の予算確保が大変。物価高騰で給食の食材が値上がりしている。給食の質を保つため1食当たり30円の補助をしている」と答えました。

(10月22日 しんぶん赤旗)