愛知県東郷町で15日、戦争法廃止を求める集会とデモがあり、約30人が参加しました。日進市と東郷町の住民でつくる「安保法制に反対するあいち中部ネットワーク」が毎月1回両市町で交互に実施し、今回で73回目。
東郷町の三宅暁良さんは「ロシアによるウクライナ侵略が長期化し、戦争と平和が身近になるもとで、今こそ憲法9条が光るとき」と強調し、軍事費GDP比2%や米国との核共有で軍事大国化を狙う自民党や日本維新の会を批判。「戦争が起きれば止めることはできない。だからこそ戦争を始めさせないことが大事。野党共闘を進め、自民党政権に代わる政治の展望を示していこう」と話しました。
日進市の松原盛之さんは、「安保法制違憲訴訟が28日、名古屋地裁で結審する。最後まで多くの人の傍聴で、裁判所に『安保法制は違憲』の判断を出させよう」と呼びかけました。
日本共産党の門原武志東郷町議、ごとうみき、坂林たくみ両日進市議、無所属の舟橋よしえ日進市議が参加。門原議員は「『国葬』当日、町は半旗を掲げなかった。弔意の強制をするなという国民の運動の成果だ。引き続き反社会的カルト集団に毅然(きぜん)と対応していきたい」と語りました。
参加者は集会後、ボードやのぼりを掲げ、「憲法変えずに政治を変えよう」「戦争法を廃止しよう」とコールして約1㌔をパレード。公園で遊ぶ子どもたちから「がんばってー」の声があがりました。
(10月19日 しんぶん赤旗)