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改憲 先制攻撃の説明聞いて じゃあ反対 名古屋 消費税5%・学費半額にシールぺたっ 民青・共産党が青年シールアンケ

シールアンケートにこたえる青年=13日、名古屋駅

 「憲法9条改定どう思いますか?」「あなたが政治にやってほしいことは?」と青年に問うシールアンケートが13日夜、名古屋駅前で取り組まれました。日本民主青年同盟県委員会、日本共産党県青年学生部、JCPサポーターが実施。28人の青年らと対話しました。本村伸子衆院議員が駆け付けました。

 9条改定の賛否は18人が回答。反対11、わからない5、賛成2でした。

 「反対」にシールを貼った大学1年生は「今のままでいいです。武力行使はどんな理由があっても許されない。力で相手にいうことを聞かせるのは違う。ちゃんと話し合わなきゃいけない」と答えました。別の学生は「軍隊を持たないという理想を一度も実現していないまま、改正するのはおかしい」と話しました。

子育てする男性は「賛成」にシール。谷本麗之民青県副委員長が理由を聞くと、男性は「攻撃されたときに守らなきゃいけない」と回答。谷本さんが「いま自民党がやろうとしている改憲は、『攻撃されたら守る』じゃなくて、『攻撃される前に攻撃する』もの。アメリカと一緒に世界中で戦争に参加できるようになる」と話すと、「そうなんですか。だったら反対です」とシールを貼り替えました。

 「政治にやってほしいこと」は9項目で質問。学生4人組が「消費税5%減税」、「学費半額」にシール。そのうち岐阜県から来ていた学生は「最賃上げてほしい。前は900円もなかった。ありえない。愛知(986円)にはほど遠い」と不満を漏らしました。

 高校生は「いまの時給は1000円だけど、最賃に近い。1500円にあげてほしい」。別の高校生は「絶対にこれ」と「核兵器禁止条約に参加」にシール。「9条改正はよくわからない」と話していましたが、自民党の改憲案を説明すると「反対」にシールを貼りました。

 「ジェンダー平等」と答えた学生は「自分の周りに心ないことを言う人がいても、『それはおかしい』と言える勇気がない。みんながみんな同じなわけじゃない。政治が変わって、社会が変われば言えるようになるかもしれない」と話しました。

(10月15日 しんぶん赤旗)