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優しく強い経済 大門前議員 講演 愛知・岡崎

 愛知県岡崎市の革新・岡崎の会は9日、大門実紀史前参院議員を講師に迎え、著書「やさしく強い経済学」の講演会を開きました。市内外から約90人が参加しました。

 大門氏は「新自由主義」について、「企業のもうけを最大化する自由であり、企業がもうかれば、すべてうまくいくという考え方」と述べ、「実際には賃金抑制や社会保障改悪、金が金をうむ『マネーゲーム』など貧富の格差がいっそう広がった」と批判。米国で「新自由主義」からの転換を望む声が若者から湧き起こり、米バイデン政権は大企業増税、最賃引き上げ、社会保障制度拡充など日本共産党の掲げている政策を進めていると強調。「社会保障は経済活動であり、削減することは経済を縮小させる。共産党が提案する『やさしく強い経済』でこそ、経済が回復していく」と話しました。

 大門氏は、参加者からの「多くの国で減税をやっているが、なぜ日本は減税できないのか」、「日本は生産性が低いのか」、「ドル高・円安の仕組みを教えてほしい」などの質問に丁寧に答えました。

 世話人の山田弘さんは「それぞれの立場や得意分野のなかで、問題が起きた時、どうしても法律や制度を変える必要がある。そのときに市民の声を聞く議員や首長が必要。来年は知事選と統一地方選がある。政治を変えていくために行動していこう」と呼びかけました。

(10月15日 しんぶん赤旗)