来年の愛知県議選で日本共産党議席奪還をめざす、わしの恵子、しもおく奈歩の両前県議は３日、安倍晋三元首相の「国葬」に反対する宣伝を繰り広げました。
わしの氏は名古屋市西区で、加藤ゆうき市議予定候補とスタンディング行動に参加。５支部から20人が参加し、「しんぶん赤旗」９月号外を配布しました。
わしの氏は「『国葬』問題を一緒に考えよう」と通行人に呼びかけ、「岸田首相は、『国葬反対』の国民の声を聞かないまま、強行する構えです。国会での論議なしに、国民の血税を使うことは許されない」と批判。「安保法制の強行、『森友、加計、桜』など政治を私物化し、統一協会と癒着してきた安倍元首相の『国葬』は中止すべき。コロナ第７波、物価高騰などで苦しむ国民の暮らしを応援する政治へ、みんなで声をあげ変えていこう」と話しました。
加藤氏は「『国葬』業務を『桜を見る会』の業者が落札している。入札はこの１社だけ。深まるばかりの疑惑を共産党はしっかり追及していく」と話しました。
しもおく氏は豊橋駅前で、「憲法違反の『国葬』キッパリ中止に！」と書いたボードを掲げ宣伝。「岸田内閣の『国葬』強行は『法の下の平等』や『思想・良心の自由』に反する憲法違反。憲法をふみにじることは許されない」と訴えました。
「国葬」の賛否を問うシール投票で「反対」に投じた男性は「反対の意思示すため著名17人が呼びかけた『国葬』中止署名をオンラインで送った」と話しました。
買い物をしていた女性（55）は「食料品の値上がりで家計は大変。国葬をやめて、何億円もかかる費用を物価対策に使ってほしい」。電車待ちしていた男性（47）は「安倍元首相は経済をめちゃくちゃにして貧富の格差をつくった。森友問題、桜を見る会など疑惑だらけの人。国葬に値しない」と語りました。
（9月6日 しんぶん赤旗）