名古屋市中区で21日夕、ロシアによるウクライナ侵略に抗議するスタンディング行動が取り組まれました。日本の青年やウクライナ出身者ら60人以上が参加しました。青年有志でつくる「Peace For Ukraine」の呼びかけで9回目。
ウクライナ出身で来日14年目の増田ユリヤさんは「人口45万人いた東部のマリウポリでは、9割の家屋が破壊され、2万人以上が亡くなっている。世界で3番目に大きい原発がある南部のザポリージャも攻撃を受けている。原発が攻撃されれば、チェルノブイリ原発事故の10倍の被害が予想される。ウクライナだけの問題ではない。平和のために皆様のご協力が必要です」と話しました。
日本の青年もスピーチ。看護師の池田幹人さんは「コロナ感染の危機によって、ウクライナ侵略の報道が極端に減っている。戦争が一旦始まれば、日常生活、夢や希望が失われる。小さな声でもあげ続けることに意味がある。一緒に抗議の声をあげましょう」と呼びかけました。
大学1年生は「若い世代が戦場の最前線に駆り出され、さらに若く弱い人たちが犠牲になっている。日本だけでなく全世界で、痛みに共感し、連帯して声をあげ続けることが大事」と語りました。飛び入り参加し、ボードを掲げる人もいました。
参加者は、ウクライナ国旗や「#ロシアのウクライナ侵略に抗議します」の横断幕、「NOWAR」のバナーを掲げ、「ストップウォー、ストッププーチン」と声をあげました。
(8月23日 しんぶん赤旗)