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「物価高騰からくらし守れ」愛労連が最賃宣伝 全国一律1500円、愛知はせめて1000円以上

チラシを配り、最賃引上げを訴える労組役員ら=2日、名古屋市中区

 愛労連(愛知県労働組合総連合)は中央最賃審議会の目安発表を受けて2日朝、愛知県庁前で最賃1000円以上を求める宣伝に取り組みました。

 中央審議会は1日、最賃を31円引き上げ全国平均961円とする目安を発表。近日中に愛知地方最賃審議会が10月以降の愛知の最賃額を決定します。愛知の最賃は現在955円、目安通りなら986円になります。愛労連はこの間、「急激な物価高から暮らしを守るため、全国一律1500円、愛知はせめて今年1000円以上を」と求めてきました。

 愛労連加盟労組役員ら18人が「31円引き上げでは生活悪化止められない」と書いたチラシを配りアピールしました。

 役員らがスピーチ。福祉保育労東海地本の薄美穂子書記次長は「エッセンシャルワーカーはコロナ感染リスクに晒されながら、ほとんどが最賃付近で働いている。愛知の審議会には当事者の非正規労働者が加わっていない。当事者抜きで最賃を決めないでほしい」。建交労県本部の田村一志委員長は「高給と思われているトラック運転手の基本給は低く抑えられ、残業しなければ生活できないのが実態。誰もが8時間働けば人間らしく暮らせる賃金へ、まず時給1000円以上にしてほしい」などと訴えました。

 チラシの受け取りもよく、真剣に眺める人やかばんにしまう人などがいました。

(8月3日 しんぶん赤旗)