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愛知世界大会代表団が結団式 日本の核禁条約参加めざす

原水爆禁止世界大会愛知代表団の団結式=26日、名古屋市東区

 原水爆禁止2022年世界大会に参加する愛知県代表団の結団式が26日、名古屋市内で開かれ、オンラインを含め40人が参加しました。

 報告にたった佐竹康行・県原水協事務局長は「愛知県代表団は、今日までに広島の現地へ68人。オンライン参加が100人を超えている。さらに参加を呼びかけたい」と述べました。

 県原水協の大村義則代表理事が情勢学習と基調報告をしました。大村氏は、3年ぶりに開かれる大会の意義について▽核兵器禁止条約の締約国会議の成果を力に開催▽NPT再検討会議の期間中に開催し核廃絶を働きかける▽ロシアによるウクライナ侵略に反対し、戦争中止を訴える▽核兵器の非人道性を告発▽被爆国日本の進むべき道を示す―の5つだと述べ、「大会を成功させ、核兵器禁止条約に日本が参加するよう運動を広げよう」と訴えました。

 参加者が決意を表明し、代表団団長の加藤聡也・県高等学校教職員組合委員長は「組合員8人が広島大会に参加するとともに、日本の核兵器禁止条約参加を求める署名活動や学習会など様々な取り組みをしている」。1969年から毎回、大会に参加してきた安間慎さんは「コロナが再拡大しているので今回はオンライン参加にした。代わりに若い世代に運動を引き継ぐために孫が広島に行く」と語りました。

(7月29日 しんぶん赤旗)