愛知県日進市で16日、「安保法制に反対するあいち中部ネットワーク」が集会やカーパレード、スタンディングなど多彩に繰り広げ、安保法制(戦争法)廃止をアピールしました。2017年から毎月1回実施し、今回で70回目。約40人が参加しました。
安保法制違憲訴訟原告の清水晃さんが初めて参加し、裁判の状況を報告。「安保法制の内容もまずいが、何より成立過程が許せない。憲法審査会や世論、弁護士会まで無視し、誰が賛成したのかわからないまま強行された。6月の陳述では、成立過程をきちんと評価し、判決を出すよう裁判長に強く求めました」と話しました。
参加者がリレートーク。「戦争が起きたらどうなるか、ではなく、戦争を起こさないためにどうするかを議論してほしい」「安倍元首相の国葬は内心を侵すものであり、許されない」「参院選で明らかになった国民の一番の願いは経済対策。改憲に突き進む前に、しっかりとした物価高騰対策、生活支援こそ重要だ」と訴えました。
自転車で通りがかり集会を見ていた中学2年生は「自分は憲法を変えるべきだと思うが、色々な考えを聞いてみたかった」と話しました。
(7月18日 しんぶん赤旗)