■ 弾む対話「共産党伸びて」の声も
22日公示。7月10日投票の参院選で必ず日本共産党の躍進を―。トヨタ自動車の本社・工場や関連企業が多い愛知県豊田市で「こんどは共産党」の声が広がっています。
宣伝、対話・支持拡大に連日奮闘する党員・後援会員は「総選挙のときよりも反応がいい」「軍事費拡大や物価高騰が話題になり、共産党への期待が高まっている」と口々に語ります。
愛知県では、軍事一辺倒の自民党に怒りが高まり、事実上の与党になった国民民主党、自民党以上にタカ派の維新の会に失望が広がっています。
総選挙の支持者名簿を使って訴えている党員は「年金生活者からは物価高騰が話題になる。『政府の対策をどう思いますか』と聞くと、『今月支給分から年金が減額。日々の暮らしが大変なのになぜ手を打たないのか』と怒っている。消費税5%など党の提案を説明すると『いい提案。共産党に伸びてほしい』と声が返ってくる」と語りました。
つながり名簿で電話している女性は「戦争を体験した高齢者や子育て世代の人は戦争や平和について関心が高い。ウクライナ危機に乗じた日本維新の会の核兵器の共有や軍事費拡大について『怖い。平和が一番』『もっと子育て対策に税金を使ってほしい』と話しが弾む」と話します。
総選挙でトヨタ労連は自公政権との連携を示し愛知11区の組織内候補を取り下げ、事実上の「自共」対決となったことも話題になりました。「総選挙の組合の対応にビックリした。もう組合の言うことは聞かない。がんばって」「総選挙は投票に迷って選挙区は棄権した。国民は与党になった。立憲も頼りない。自民党と正面から対決できるのは共産党しかない」との声も寄せられています。
センターで電話かけをしていた党員は「ヨトタの城下町で変化を実感する」といいます。他の党員も「自宅に入っていた『赤旗号外』を見て『いいことが書いてある。ぜひ実現してほしい』というなど、今までにない変化が起きている。公示まで目標達成のためテンポをあげる」と電話を握る手に力が入ります。
(5月17日 しんぶん赤旗)