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SNS活用 新たな対話 愛知選挙区予定候補 すやま初美さん 現場の生の声を聴ける 政策に生かす決意も発信

「スペース」企画を知らせるバナー

 日本共産党参院愛知選挙区予定候補の、すやま初美さんは、「対話すれば、相手の政治への思いが聞け、たとえ党派や見ている角度が違っても一致点が見つかる」をモットーに対話を広げています。SNSを活用した新たな挑戦が注目です。

 ツイッターでは、現場の生の声を聴き、社会に見えにくい実態を明らかにしたいと、音声会話交流機能「スペース」を活用。初回(3月29日)は「ケアワーカーの処遇改善」をテーマに介護職の人と看護師に、第2回目(5月16日)は「発達に特性のある子をもつママのリアル」として母親2人に話を聞きました。

 この企画は、遠くの人や面識のない人などと広範につながれ、相手の話をじっくり聞いて、それを政策に生かそうと努力する、すやまさんの持ち味を存分に体感できます。そして現場の実態、それに応える党の政策を知ってもらえ、「比例は共産党」を広げる取り組みです。

■ 視聴者600人超

 第2回はゲストのほか、60人が参加。その後視聴者は600人を超えました。

 ゲストの母親は「年度初め、教員不足で支援学級の担任が決まらずたくさんの先生が出入り。不安定な環境はパニックの原因になる」「通学や通常学級授業時にサポートの先生をお願いしたが、教員不足のためかダメだった」「中学の支援学級に入りたいが、成績が文章評価で公立高校への進学が厳しい。私立高はお金がかかる」などの実態を告白。教員の増員、合理的配慮の充実、公立校に支援学級設置、私立高にも合理的配慮の義務化などを求めました。

■ 政治へお願い

 政治へのお願いでは「自助を強調する社会ではうちの子たちには生きづらい。学校でも社会でも発達障害への理解がもっと広がって、どこでもちゃんと配慮してもらえる社会になってほしい」「学校だけでなく、地域でこの子たちを育てていくという考えで、行政がいろんな支援をするように変わってほしい」と語りました。

 すやまさんは、文部科学省が教職員の学習や教育相談窓口などの対応を通知しているが、現場では実現できていないことがよく分かったと発言。「子どもたちが生きやすい社会や地域をつくっていくことが本当に大事です。一人ひとりの尊厳や特性が大切にされ、本来持っている力を生き生きと発揮できる社会にしていくために、声を届け、正規教員を増やす、少人数学級をすすめるなど政治を変えていく」と力を込めました。

 参加した、子どもが不登校中の母親は、すやまさんに期待の声を寄せました。「特性のある子と親の困りごとを〝分かる〟国会議員はとても少ないと思う。合理的配慮が必要なのに最低限の教育環境すら保障できていない日本の現状を、すやまさんに変えてほしい。みんなと同じように集団で進むことができない子どもたちにも、たくさんの選択肢がある社会にしてほしい」

(5月28日 しんぶん赤旗)