愛労連(愛知県労働組合総連合)は14日昼、名古屋市中区栄で「最賃スプリングアクション」を実施し、愛知県の最低賃金1000円以上(現在955円)をめざし、名古屋市中区栄で宣伝・署名行動に取り組みました。
アクションは、愛知県の最低賃金1500円をめざすとともに、愛知最賃審議会(7月)で労働者が意見陳述する場を設けるよう求めるもの。
竹内創事務局長は「日本は20年以上、労働者の実質賃金があがらず、燃料や物価の高騰が暮らしにさらに追い打ちをかけている」と指摘。「先進国で日本だけが成長していない。どんな仕事でも8時間働けばまともに暮らせる賃金へ、みんなの声で変えていこう」と呼びかけました。
「最賃をいくらに引き上げたらいいか」のシールアンケートには23人が回答。「1000円」2人、「1200円」7人、「1500円」5人、「もっと高く」は9人が答えました。
派遣事務をしていた女性は「生活にはどうしてもお金が必要。自立もできない。同じ仕事なのに正社員と格差があった」。別の女性(70)は「まともに生活しようと思ったら1500円でも足りない。年金は下がるばかり。最賃ぐらい上げてほしい」と話しました。「周りにも伝えたいので、チラシをください」と何枚か持ち帰り人もいました。
(5月18日 しんぶん赤旗)