「医師・看護師・介護職員をふやして、安全・安心の医療・介護・福祉の充実を」―。
12日「看護の日」、名古屋市中区で看護師や介護職員らの切実な訴えが雨天の繁華街に響きました。愛知県医労連、自治労連県本部が主催し、県社保協が後援する「ドクター・ナース・介護ウエーブ」に40人が参加しました。
栄ひろばの集会で、井上愛子県医労連副委員長が「長引くコロナ禍で医療や介護の現場は限界。黙っていては変わらない。医療・介護労働者が声をあげ働きやすい職場をつくろう」と呼びかけました。
リレートークで病棟勤務の看護師は「人の役に立ちたいと看護師になって5年。夜勤時は看護師が少なくナースコールが鳴っても直ぐに病室に行けない。患者や家族に寄り添った看護をするために看護師を増やしてほしい」。外来勤務の看護師は「患者の大半は65歳以上の高齢者。複数の病気を持ち症状を十分に聞くことができない。人手不足解消は医療機関だけでは無理。国の責任でやるべきだ」と訴えました。
池田幹人県医労連書記次長が「県の看護師16万人体制の実現。打ち切った看護修学資金が再開・拡充を求め、県に要請書を提出した」と報告。生協労連、福保労、建交労が連帯挨拶しました。
集会後、雨の中、「守りたい命がある。だから増員を」の横断幕や「看護師増やして!」「1人夜勤なくせ!」と書いたボードを掲げデモ行進しました。
(5月14日 しんぶん赤旗)