名古屋市天白区の地下鉄「原」駅構内にある市民ギャラリーで沖縄の復帰50周年にあたり、沖縄をテーマにした絵画・彫刻作品展「沖縄に寄りそって」が開かれています。15日(午前11時から午後5時)まで開かれています。入場無料。
作品は元中学校の美術教員をしていた池内正之さん(74)が退職後に制作したものです。基地反対運動を描いた「基地の島」と題した油彩画、辺野古基地反対の座り込みをイメージした「不屈」と題した彫刻など16点が展示されています。
池内さんは「作品の原点は五十数年前の学生時代に沖縄復帰運動に関わったことです。国民の運動で本土復帰を勝ち取りましたが、今も基地は残され、騒音や墜落事故、米兵による犯罪や交通事故など、県民の暮らしは不安がいっぱいです。今の沖縄について考える機会になればと思います」と話しました。
(5月13日 しんぶん赤旗)