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9条変えない 核兵器持たない 若者ことしも多数派 県平和委 街頭アンケート

憲法に関するアンケートに取り組む若者=3日、名古屋駅前

 愛知県平和委員会青年・学生部は、憲法記念日の3日、名古屋駅前で毎年恒例の「若者憲法アンケート」(27回目)に取り組みました。「憲法9条を変えるべきでない」、「核兵器をもつべきでない」が多数をしめました。  青年9人が行き交う若者に「岸田首相が憲法を変えよとしているが知っている?」「憲法9条についてどう思う」と声をかけアンケートへの協力を呼びかけました。

 80人(平均年齢19・7歳)から回答を得ました。

 憲法9条について、「変えるべきではない」「どちらかといえば変えるべきではない」は合わせて39人。「変えるべき」「どちらかといえば変えるべき」が計24人で、「わからない」17人でした。女子高校生2人組は「憲法は日本の平和の象徴」、「戦争と起こさないため憲法は大切」と話しました。

 「戦力を保持せず、国の交戦権を認めない」とした9条2項については、「変えるべきではない」「どちらかといえば変えるべきではない」が計28人。変えるべき」「どちらかといえば変えるべき」が29人、「わからない」が23人でした。

 「日本が核兵器を持つことについては「持つべきでない」が60人、「持つべき」19人、無回答1人でした。

 アンケートを受けて青年・学生部は「9条の設問は例年通り『変えるべきではない』が多数でした。9条2項は『変えるべき』が増加し、ロシアのウクライナ侵略の影響が考えられます。際限のない軍事力強化は戦争の引き金になりかねないと考えます。一人ひとりの命を守るため、9条をいかした平和外交を訴えていきたいと思います」のコメントを発表しました。

(5月7日 しんぶん赤旗)