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学生食糧支援 新入生が次つぎ

食品を選ぶ学生=27日、愛知県稲沢市

■ 愛知・稲沢「学費免除無償化」だれでも大学進学

 日本民主青年同盟愛知県委員会は27日、稲沢市の名鉄国府宮駅前でコロナ禍で学生に食料支援する「ほこほこプロジェクト」に取り組みました。同市では10回目。事前に大学前などで案内ビラを配布し、地域の日本共産党の協力を得て、食料や日用品を集めました。

 新学期になって初めて開催。「先輩に聞いてきました」と話す新入生ら50人を超える学生が訪れました。

 スクールバスから降りて駈け寄ってきた1年生2人は「たくさんもらって助かります」、「コメや缶詰、レトルト食品。生理用品まで。選ぶのに迷います」と話しました。初めて利用した2年生は「先月、利用した同級生に誘われて来ました。学生が多く、驚きました。生活が厳しいのを実感しました」と話しました。

 学生生実態アンケートに多くの学生が応じました。国にやってほしいことに「学費免除・無償化」と書いた1年生は「高校の同級生は家庭が経済的に厳しく大学進学をあきらめました。誰でも希望すれば大学で学べるようにしてほしいです」。「最低賃金1500円」と書いた2年生は「私は名古屋市のコンビニで時給1150円で働いています。岐阜の同級生は同じ系列の岐阜のコンビニで時給1090円。商品価格が同じなのにバイト料が違うのはおかしいと思います」と話しました。

(4月29日 しんぶん赤旗)